つなぐ。【リンクナースについて考える会】

医療の橋渡し役「リンクナース」

興味のある人はリンクナースのメリット・デメリットを確認しよう

リンクナースのメリット・デメリット

リンクナースのメリット・デメリット

メリット

リンクナースになることで、自身の専門性を高められます。リンクナースは専門チームの委員会に参加し、そこで最新情報を得ることができます。自身の得意な分野について理解をより深められるため、「私はこれが得意」というアピールポイントが生まれます。リンクナースとして働く上で得た経験や知識は認定看護師などの資格を取得する際にも役立つでしょう。認定看護師を取得する際には所属する医療機関の資格取得支援制度を活用することになります。しかし、この制度は希望者全員が利用できるわけではありません。リンクナースとして活躍することで、「一定の分野に詳しく熱意もある」という評価を得られ、資格取得支援制度の利用を認められる可能性が高くなります。例えば、感染管理リンクナースであれば感染管理認定看護師、褥瘡管理リンクナースであれば皮膚・排泄ケア認定看護師の取得を目指せます。将来的にキャリアアップしていきたい人には非常に大きなメリットとなるでしょう。
また、大きなやりがいを感じられる点もメリットとして挙げられます。各分野の専門家や医師と一緒に働くことで、仕事に対するモチベーションが上がります。自身の仕事によって感染数が減ったり、褥瘡発生件数が減ったりするなど、具体的な数字で成果が出る点もやりがいにつながります。看護師は「人の役に立てる」というやりがいのある仕事ですが、リンクナースになることでより大きなやりがいを感じられます。

デメリット

リンクナースになるデメリットについても知っておきましょう。まず、リンクナースになると日常業務以外の雑務も増えてしまいます。サーベイランスや勉強会の準備などが必要なためです。リンクナースは担当する分野において、所属する病棟の中で最も知識を有している存在でなければなりません。そのため、常に学び続ける姿勢を持たなければならず、勉強に費やす時間も増えます。
また、人間関係の難しさを感じるかもしれません。専門チームから得た知識や技術を病棟のスタッフに伝える役割を担いますが、指導する相手が先輩看護師であるケースも珍しくありません。先輩に対して指導をするのは気が引けるという人もいるでしょう。もしかすると、嫌味を言われることもあるかもしれません。しかし、先輩看護師に指導をするという経験は、看護師として働き続けていく上で間違いなくプラスになります。どのように指導をすれば理解してくれるのかを考えるきっかけにもなるでしょう。大変な部分もありますが、看護師として大きく成長できるポジションですので、興味のある人はぜひ挑戦してください。

リンクナースを目指すなら!

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